謹んで新年のお喜びを申し上げます。本年もどうぞ宜しくお願い致します。
さて、松の内をとうに過ぎたこの時期になって皆さまにご挨拶する事を、先ずはお許し戴きたいと思います。本来ならば新年早々にご挨拶したかったのですが、私が掲げる『親愛なるお客様第一主義』は、最終的には現場でしか体現出来ない事であり、それを最大且つ最高の舞台として発揮出来る年末年始等は、皆さまには大切な目の前のお客様にだけ集中して頂きたいと考えていたからです。
ですから先週の3連休までが、まさしく年末年始商戦であり、それをしっかりとやり遂げずして、いや、現場で目標に向かって必死に顔晴っている皆さんに対して、呑気に言葉だけで『明けましておめでとう!』などと、私は口が裂けても言えなかったのです。ですから、大変遅くなりましたが、年末年始に歯を食いしばって現場を守って頂きました皆さんに、感謝の気持ちも含めまして、改めて新年のご挨拶をさせてください。『皆さま、新年明けましておめでとうございます!皆さま方が一人も欠けることなく、全員揃って元気でいてくれて初めてサードプラネットなのです。心から感謝していますし、本年もどうぞよろしくお願いします!』
さて久しぶりに、こだま節から始めさせて頂きました!(笑)
昨年は当社も新生サードプラネットとして始動して3度目の決算を迎え、株主総会では素晴らしい取締役が3名も登場して承認され、こだま商店からサードプラネットへと組織で運営を行えるまでになりました。然しながら私の経営を車の運転に例えると、まだまだ新免が道路に突然飛び出したような状況で、私が思うようにまだ運転出来ていません。(笑)ですから組織として運営する為とはいえ、私との接点が少なくなった事により、逆に迷惑や心配をかけている方もいるのではないか?と心を痛めています。然しながら皆さんに訴えたいのは、これは会社の方針として行っている事であり、皆さんが成長し、サードプラネットが強くなってきたからこそ出来る事なのです。私の心はいつも皆さんと共にあります。当社が更に強くなる為に組織として運営してゆくことへの、より一層のご理解をお願い致します。
また、皆さんと出会った時から『サードは人が最高!』と言い続けていますが、今なお、その考えは変わっていません。いや、共に仕事をしてきて更にその思いが強くなりました。ですが、良い素質を持っている選手でも自ら努力をせず、適切な指導も受けずに一流になった選手を私は知りません。
言い換えるならば、成功する人は皆、素質がある上で誰よりも努力をし、自らが選んだ指導者を信じ、地道な努力を諦めずへこたれずにコツコツと積み上げた人が、その道のプロと言われる人になっていると私は思います。その途中成果は、なかなか目に見えるものではありませんが、信じてついていった指導者から『よくやったな!』と、ある時ふいに言って貰えるひと言が、顔晴っている人にとっては何よりの宝物になるはずですし、目には見えませんが必ず皆さんの力になっていると思います。

『凡事徹底』・・・使い古された言葉ですが、こだま語録で解説するならば(笑)誰でも出来る事を誰にも負けないくらいに徹底してやり切ること。
医学が目まぐるしい発達を遂げている現在、薬であれば塗ったり飲んだりしてすぐ治るような特効薬があるかもしれませんが、仕事では決して簡単に出来て直ぐに成果が出ることなどあるはずがありません。自分が今出来ることを惜しまず、面倒くさがらず、ためらわずにスピード感を持って必ず実行し、コツコツ毎日積み上げる。そうして初めて、目指すゴールがうっすらと見えてくるものだと私は思います。
泣き言いっても、愚痴をいっても、私たちの目指すゴールは向こうから勝手にやってきてはくれません。『必ず成長するぞ!』と、自らに言い聞かせながら、自分を信じて!指導者を信じて!そして仲間を信じて!一歩一歩やり続けるしか答えは出ないのです。
最後にしたいと思いますが、1月25日にやっと!あれこれと条件を付けずに初めて!社員さん全員に賞与を支給することが出来そうです!(嬉)振り返れば、私がサードに来て最初の年は『達成店舗にボーナス払うよ?』と人参をぶら下げ(笑)その次は、『達成店舗が過半数ならば管理部や本社の社員さんにも払うよ?』と、達成店舗の皆さんがプレゼンターとなって本社の皆さんへ賞与を手渡した時期もありましたね?(笑)然しながら、そんなやり方を繰り返していても、私が皆さんとお約束した会社利益の3つの再分配『一に投資、二に内部留保、三に労働分配』という目標をいつまでたっても達成は出来ません。
ご承知の通り、今期もこれまでの3年間も機械投資を始めとした設備投資は着々とやり続けてきていますし、会社を強くするための内部留保もまだまだ僅かずつではありますが積み上げてきています。最後の3番目、皆さん一人ひとりに直接関わりがある労働分配。上半期あと一歩のところで売り上げ自体は予算を達成していませんが、新フォーメーションの確立も含め、目標達成もこれから皆さんが下半期に必ずやってくれる!と信じて賞与支給を決定させて頂きました。まだまだ皆さんに満足して頂ける額の支給までとは言えませんが、私が皆さんにお約束した第一歩として、私達の会社は条件を付けずに、社員さん全員に賞与を支給出来るところまで辿りつけた!と、ひとり感慨に耽っています!(笑)
さあ!今年は己亥(つちのとい)心新たに物事を始めるのに、とても相応しい年です。今ここで現状に満足する事なく、私たちの武器である団結力、そして行動へのスピードの速さで『親愛なるお客様第一主義』を励行し、先ずは目の前のお客様にサードプラネットのファンになっていただく。
そして地域社会になくてはならない存在のサードプラネットを目指して!全ての社員さんスタッフさんがいつも笑顔で安心して働ける、そして家族に誇れる仕事をしながら、皆さんが幸せを実感できる会社に必ずしていきましょう!本年もまた熱く語りますが、懲りずにお付き合い願います(笑)私達の愛するサードプラネットが今年一年もまた、栄光の歴史を刻んでゆけるよう共に顔晴りましょう!
本年もどうぞよろしくお願いします。

児玉拝

PS・・・以前受けたインタビューですが、私の思いを共有していただくのに解りやすいのではないかな?と思いましたので一読戴ければ幸いです。

Q1:『親愛なるお客様第一主義』を具体的に体現できていると感じられるところはどのような部分でしょうか。
当然といえば当然ですが、お店において直接お客様と触れ合う『接客』において体現できていると思います。勿論、本社の各部門においても例外ではありませんが、弊社の魅力はなんと言っても人。具体的には、店舗の社員さんやスタッフさん全員が、毎日お越し頂いているお客様に対して先ず、“最高の笑顔” でお迎えしている事です。更には、その人自身の人柄をも想像させる “気持ちのいい挨拶” や、お客様のことを本当の意味で知らなければ決して出来ないような “ちょっとした心配り” など、弊社の最大の魅力である『温かみのある接客』により、老若男女、お越しいただけた全てのお客様を自分の最愛の人に接する時のように気さくに、そして温かく、最後には目の前にいらっしゃる全てのお客様を笑顔にできる自信が弊社スタッフの接客にはあります。『笑顔、挨拶、心配り』誰にも出来る事ですが、誰にも負けないくらいに徹底してやる!それが私たちの掲げる『親愛なるお客様第一主義』なのです。

Q2:今後、どのような会社にしていきたいですか。事業戦略やビジョンなどについてお教えください。
社員さんスタッフさんを始め、働いて頂いている全ての人たちが元気で、そしていつも笑顔が輝いている会社にしたいですね!その為には社長である私が、オロナミン C の宣伝ではありませんが(笑)いつも元気でハツラツ?! としていなければなりませんし、その雰囲気を良い意味で伝染させていきたいですね?また、事業戦略についてですが、弊社グループは北は仙台、南は鹿児島まで全国各地に現在 33 店舗のお店がありますが、残念ながら日本の首都である東京にはまだ1軒もお店がありません。今、チャレンジしている幾つかの事業モデルの中で、手応えを感じている事業の中からビジネスモデルを確立させ、その大いなる武器を片手に、2020 年に行われる東京オリンピックの勢いも借りながら『東京初出店!』を目指しています。更には、東京オリンピックでその価値を世界に再認識された日本を代表するアミューズメント企業として、兼ねてより国民性、地域性における関係が深い東南アジアに向けて、日本で培ってきた日本ならではの、そして弊社ならではのアミューズメントの魅力を広げていきたいとも考えています。

Q3:上記の事業戦略、ビジョンの実現に向けて、現在取り組んでいることは何でしょうか。
主力であるゲームセンター事業における収益性の確保や生産性の向上はもちろんのこと、その他集客の柱として現在、手応えを感じているのは、一昨年の夏から横浜本店でチャレンジしている『みらい公園事業』です。この事業における発想の原点は、全ての人に私たちの愛するゲームセンターが “嫌われない場所” になること。そもそも愛されるお店になる為には、先ずは来店して頂かなければならず、ご家族のうち誰かおひとりでも『あそこには行きたくない!』と言われれば、それで私たちは一貫の終わり?! (笑)最初は、お子様の後ろでお待ちいただいているお父さまお母さま方に椅子をご用意したり、WiFi 環境を整えて待ち時間への配慮をしてみたり、飲み物を準備して労をねぎらってみたりしましたが、やはり一番は先ずお母さま方に『ここは私たちにとって必要な場所!』と認められる事が大切で、なお且つインパクトがある施策が必要でした。
そこで、お母さま方を夏の暑さや紫外線、更には冬の寒さから守り、お子様を安全に安心して見守れる場所を作ろう!というテーマで、全天候型屋内公園を開園致しました。またこの公園は変幻自在で、夜になるとお酒も飲めて近所の方同士が気軽に集まれる場所としても提供させて頂き、プロ野球やサッカーなどを始めとしたスポーツ Bar的に趣味が合う方々が集まるイベントから、町内で行われる少年野球大会やゲートボール大会の反省会まで、大型スクリーンを活用してご自分で撮られたビデオや写真を放映しながらお楽しみ頂くなど、お近くの方々にも喜ばれています。これらの実績を踏まえ全国各地に横展開し、私たちのみらい公園は『地域の公民館』として、ご近所の方々が気軽に集まれる場所とご認識いただき、地域のお役に立っていきたいと考えています。

Q4:アミューズメント施設を運営するうえで「人と夢を繋げる場所」を目指すために、どのようなことが必要だと思われますか。
現在のアミューズメント施設は、提供する私たち側と遊んで頂けるお客様側に別れていると私は感じます。誤解を恐れずにもっと言わせて頂くのなら“楽しませる側と楽しむ側” 然し、このように利害が絡み合った構図が、未来永劫?! ずっと続くはずなんてないと思うのです。私の個人的見解での理想のお話をさせていただくと、人が感じる本当に楽しいと思う場所は、誰かに与えられて提供されたものなんかではなく、自分たちで考え、自分たちで創意工夫しながら準備し、仲間と一緒に苦労しながら創り上げてゆくもの。共に汗を流し、共に悩み、時には良い意味で喧嘩もしながら、自分たちの居場所を一緒になって創り上げてゆくもの。ですが、始めの一歩は必ず誰かの手助けとそして集まる場所が必要。今、私たちが運営するお店には老若男女問わず数多くのお客様がいらっしゃいます。その多くの人に集まっていただいているという資産を活用して、私たちに場所の提供と少しのキッカケ作りが出来れば、そこに小さなコミュニティが生まれ、やがてそれはしっかり地域社会と繋がってゆく静脈になれるのではないか?と思うのです。本物の家族が太い動脈なら、細くても数限りなくあって身体中を張り巡っている静脈。自分のことを気にかけてくれている家族以外の誰かが、『あら?◯◯さん、元気?』などと、気軽にひと声かけてくれるような場所にしたい。そのように以前は当たり前だったような事が少なくなった時代に、私たちの “みらい公園” は人と人とを繋ぐお役に立てるのではないかと思うのです。知らない人同士がこの場所で出会い、挨拶を交わしあっていくうちに仲良くなってゆく。そんな温かい家族のような人と人、そして将来は “人と夢をつなぐ場所” になって欲しいと願っています。

Q5:お客様や取引先からどのような部分が特に評価されていると感じますか。
やはり一番は、弊社の 『行動力』ではないでしょうか?多少の失敗や間違いはあるかもしれませんし(笑)思っていたよりも効果が出ない時もあるかもしれませんが、取引先やお客様にとって良いと思うことは遠慮なく提案させて頂き、ご了承頂いて手応えを感じたら、即座に実行する!大企業にはないスピードと溢れんばかりの情熱が、私たちの最大の武器だとも考えています。私たちは愛するアミューズメント業界やそのお店で、志を同じくする仲間たちと共に働けることが喜びでもあり、私たちの情熱の原点でもあります。その湧き上がる情熱を、素直な気持ちでお客様にお伝えさていただく事で、喜びの輪が地域に広がってゆくとも考えています。スピードのない返事や行動に情熱などありえません。ですから、お客様のことを常に考え、今出来ることは即座に行動に移し、時には修正して反省する。数々の失敗はあっても、諦めずへこたれず、襟を正し姿勢を正して常に前を向く。これら当たり前の事ですが、スピード感を持って、情熱を傾けて必ず実行していることに、お客様やお取引き先様から評価をいただけていると考えています。

Q6:リアルな店舗でしか味わえないことの中で、特にお客様にとって大切な経験になるのはどのようなことだと思われますか。
私が思う一番大切にしている事は、『人は人の為に、こんなにも一所懸命になれるのか?』と、私たちの提供するサービスや心配りを通じて、お客様が実際に体感していただく事。なぜなら、本当に良いサービスは実際に受けたそのご本人にしかわかりませんから。ロボットが器用に人の代わりをやってくれたとしても、AI が人の心の奥底まで読み取って完璧に答えてくれたとしても、相手のことを心から思う接客をようとした人が、だけど失敗してしまって(笑)その後すぐさま素直に謝った瞬間の “お互いの苦笑い” には及びもつきません。人を傷つけるのも人なら、人の心を温めるのもまた人なのです。私たちが目指す本物のサービスとは『その人のことを心から思い、準備の限りを尽くし、なお足りないと思うその心である。』と私は思うのです。しかし今現在、私たちが提供する全てのお店で完璧に出来ているとは口が裂けても言えませんが(笑)少なくとも、目の前のお客様の為に全力で取り組もうとする姿勢だけは、他のお店に負けてはいないと思っています。私の愛する社員さんやスタッフさんたちが、それぞれの持ち場で『全力で取り組んでくれている!』と胸を張って言い切れます。そんな一所懸命な気持ちや行動、時折の失敗も含めて(笑)許しあえる?! もう一つの家族のような存在が、お客様お一人お一人の心の中で “かけがえのない大切なもの” になると私は信じています。

Q7:業界のイメージを変えるために必要なのはどのようなことだとお考えでしょうか。
『業界を変える!』などと、かなり?! ビックマウスじゃないの?と言われても仕方がないくらいの大きな目標を持っていますが(笑)その前に私たちの会社自体が、社会から信頼される会社にならなければなりません。その為には多くのお客様始め、地域の皆さまに私たちの会社のことを良く知って頂いた上で『ああ、この会社なら大丈夫だ。信頼できる。』と認めて頂けなければなりません。また、他の経営者から見ても内部統制がしっかりとなされ、収益も安定した企業でなければなりません。しかし残念ながら、弊社はまだその域までブランディングされているとは言い難く、そしてまだまだ、ゲームセンターには過去からの良くないイメージが残っています。あるべき姿、取るべき行動を愚直に実行していきながら、それらを完全に払拭して、先ずは 『私たちのお店が学校で禁止されず、お母さま方に反対されない場所』になることを目指しています!(笑)然し、そのように大きな志が今までと同じようなやり方や考え方で、そう簡単に出来るはずなどありません。私は、私たち自身が変わる!煌めくような人財がいるからこそ変われるチャンスなのだ!と『自らの変革の必要性』もまた、社員さん達に説き続けています。今までと同じことをやっていても、違う結果は出る訳がない。失敗してもいいから違う事をやってみろ!と。仮説を立て、計画を立て、そして必ず行動してみて、問題点や課題を修正してゆく。その小さなチャレンジの積み重ねが近い将来には周りを巻き込み、やがて幾つかの化学反応をおこし、台風の目となって更に業界を巻き込み、最終的には業界を変える事に繋がっていくと私は信じています。

児玉拝